RPGツクールDS考察38

ようやく週刊ファミ通を手に入れました。
ファミ通.comにも記事が上がったようです。


RPGツクールDS』友だちやペットを作品に登場させよう
http://www.famitsu.com/game/coming/1231212_1407.html


内容は週刊ファミ通のものとほぼ一緒ですが、ゲームコンテストについては書かれていません。
それでは考察いきます。※かなりの長文になってますのでご注意下さい。




DSiカメラ対応“顔窓カメラ”


気になっていたDSi対応機能はDSiカメラのことでした。
カメラで撮った写真を顔グラフィックとして使用できるようで、一本のゲームで最大6枚まで保存が出来る。
ツクールDSでは2つゲームの保存が出来るが、それぞれで6枚ずつという意味だろう。
サイズは顔グラフィックサイズの正方形のみで、おそらくトリミング等の加工は不可。
戦闘にも参戦できるようですが、収録素材と併用すると違和感があります。
使うならパーティーメンバーの顔グラフィック全て写真!といった感じがいいでしょう。


気になるのは消費メモリ。
一枚保存するごとに一体どのくらい消費されるんだろう…?
追加配信される顔グラフィックの素材と一緒かな?


それからDSi対応はカメラだけなのか?ということも気になりますね。
やっぱりSDカードは無理だったのかな…


カメラを使ったものは今までの携帯ゲーム機版ツクールだと考えられないことでしたので、これはなかなか画期的でおもしろい機能だといえます。
写真だけでなく自分で描いた手描きのイラストなんかを撮影して使うという手もありますね。
顔グラフィックだけでなく一枚絵として表示できるのとかあるともっと良かったかな。
(その場合消費メモリが半端無いことになりそうですが…)




●キャラクターグラフィック


不明だったキャラクターグラフィック8種が判明しました。
ファミ通.comの記事にもありますが、顔グラフィックより確認ができます。
不明だったグラフィックは以下の通り。


・コック
・天使
・王様
・王妃
・王子
・姫
・兵士(重装備)
・兵士(軽装備)


やっぱりお城の中の人々でしたね。
そして顔グラフィックにはもうひとつ種類があるようで、探偵ものの犯人役なんかに使える真っ黒の顔。
兵士(軽装備)までで40種類…4色で計160種類ですから、それ+1種類ということなのかな?
それともこの黒い顔グラフィックも色にって形が変化する…?




●ゲームコンテスト開催決定


予想通りツクールキャッスルのもうひとつの目玉はゲームコンテストでした。
以下コンテスト概要。


RPGツクールDS購入者対象
・投稿受付期間:2010年4月5日〜2010年5月31日
・作品公開期間:2010年4月19日〜2010年6月30日
・DPサイズで制作されたゲームに限る
・応募された作品はエンターブレインがチェックをし、問題の無い作品のみが公開される
・公開期間内は自由に作品のダウンロードおよび評価が可能
・評価はユーザーが☆(1〜5つ)で評価する
・DL数の多かった作品やユーザーからの評価が高かった作品が優秀作品として選出される
・優秀作品のみコンテスト終了後も継続して公開される


以上です。
DPサイズ限定なのが非常に残念です。
ここはやはりDPでどのくらい作れるのかがあらためて気になるところですね。
短編もの中心のコンテストという捉え方でいいのかな?


期間は結構短いですね。
社会人には辛いです。
まあDPサイズなのでこれくらいが丁度いいのかもしれません。


優秀作品までユーザーが全て決めるとのことで、エンターブレイン自体は審査に参加はしない模様。
(問題があるか否かのチェックのみ)
個人的にはハガキで応募して厳選なる審査によってグランプリが決まるコンテストを期待していたのでちょっと残念です。
見た感じきっちりとしたコンテストではなくお遊び感覚でのコンテストのようなので、おそらく優秀作品に選ばれても賞品は無いと予想します。
(あえていえばコンテスト終了後も継続して公開されるというのが特権でしょうか)
そういえばアンケートで「有料/無料」の質問がありましたが、自分を含め「無料がいい!」という声が多かったのでこういう形になったのかな?
(FullサイズでなくDPのみなど)
まあなんにせよコンテストを開いてくれただけでも嬉しいことですね。


ちなみに公開される作品は
ID、作品名、作者名、配信開始日、プレイ時間、ゲームの簡単な説明が表示されます。
プレイ時間というのは自分で予想プレイ時間を考えて設定できるのかな?


それから投稿できる回数が決まっているようです。
ファミ通掲載の画像によると投稿できる回数 あと3回となっています)
これがはたして何を意味するのか…
そういえばコンテストに一人いくつまで投稿できるのかが記載されていませんが、これと関係あるのでしょうか?




●プロモーションビデオについて


実際に動くところが見られるPVが公開!
情報が詰まりまくってますのであますとこなく考察していきます。


まず、PVはクリエイター講座のツクル、チップ、師匠の三人が紹介しています。
あれ?コピルちゃんは…(一応出てるといえば出てるけど…)
それぞれの声優は不明。
師匠は松田重治さん…?青野武さんかな?
まあVXの関智一さんの時みたいにブログで紹介してくれると思いますのでそれを待ちましょう。
http://www.famitsu.com/blog/tkool/2007/11/2.html


そして実際にツクールDSに収録されているBGMの一部(8曲分)が聴けます。
戦闘の曲っぽいものも聴けますね。
ツクールXPっぽいという声をちらほら見かけますが、自分も聴いた瞬間はXPを思い浮かべました。
しかし、XPの音楽を担当した有限会社スタジオクリシェはもうこの世には存在しないのです…
花岡拓也氏などクリシェを経て現在も音楽活動をされている方もおられるようですので、そういった方々の中の誰かが担当している…という可能性は十分あり得るかもしれません。


聴いた感じ、音楽はなかなか良い感じでホッとしました。
考察のためにPV30回くらい見てたら最後の曲(8曲目)が頭から離れなくなりました…(笑)




●マップエディター


まず、フィールドは作成数1つのみが確定。
他に、村、街、都市、城・塔、ダンジョンがあと30となっています。
これはそれぞれ30個ずつ作れるということ…?
それともフィールド以外は全部合わせて30個作れるということ…?


アイテムやモンスターなどの最大作成数がアドバンスからあまり進化していないことを考えると、ここはおそらく後者だと思います。
アドバンスはフィールド含めマップは30個まででしたから1つプラスということになりますね。


それからフィールドの消費メモリも明らかに。
画質の関係で正確な数字はちょっと分かりませんが、予想通り約30000でした。
ということはフィールドを使わなければ約30000ものメモリを使用できるということになります。
アドバンスの半分…これはかなり大きいですよ。


そういえばマップにはサンプルは用意されていないのかな?
フィールド使いたいけど30000も消費するのはイヤだ!というわがままな人(まあ自分なんですが)のためにアドバンスのようにサンプルを数パターン用意しておいてくれると非常に助かります。




●作成メニュー


・マップ
・データベース
・イベント
・セーブ
・テストプレイ
・オプション
・ちびツクDS
・顔窓カメラ


の計8種類。


マップはマップエディタ、データベースは主人公やアイテム等の各エディタ、イベントはイベント作成、セーブは作ったゲームの保存、テストプレイは作ったゲームのテストプレイ、オプションはゲームのサイズ(Full/DP)やモンスターのグラフィック(リアル/ポップ)を決める画面、ちびツクDSと顔窓カメラはそれぞれの機能。



うーん、“イベント”と“テストプレイ”が独立しているところから見て、アドバンスの遊びながら作る機能は無いようですね…
すごく作りやすくて画期的な機能だったので残念でなりません。
そっちに慣れると元の作成方法に戻れなくなってしまうんだよなぁ…
まあ仕方ないか…
そういえば「イベントはその場で修正できる」みたいに書いてあったけどそれは一体…?




●モンスター


モンスターグラフィック(リアル)のNo.1〜24までが確認できます。
順に記載していくと…


スライム、バット、キノコ、ゴブリン、インプ 、ラット、キラービー、食人花、ミミック、スネーク 、
スパイダー、コカトリススコーピオン、ウィルオウィスプ、マジックポット、
コボルド、ゴースト、オーク、ゾンビ、スケルトン 戦士、魔法使い(男)、僧侶、盗賊


…となります。
マジックポットまでがSサイズ。
それ以降がMサイズとなります。




●イベント作成


主人公の画面中央固定が確定。
アドバンスは固定ではなく、画面に見える範囲が把握しづらかったのでこれは嬉しいです。


主人公は常に足踏み確定。
ここはアドバンスと一緒ですね。
ちなみにイベントは足踏みするかしないか決められます。


メッセージはその場で打ち込めることが確定。
アドバンスはひとつのマップで99個までという制限がありましたが、ようやくこれから開放されます!
それだけで嬉しすぎる。


そしてイベント作成時の消費メモリ。
正確な数字は分かりませんが、結構減っているように見えます。
3桁目の4という数字が3になるのは確認できる。
作成前の2桁目は4…?
まさかイベント一個作るだけで50以上メモリが減る…?


もしこれが本当ならば、アドバンスは人イベント(消費13)、物イベント(消費12)でしたから、これの5倍以上ということに…
これではアドバンスの2倍のメモリどころの話ではなくなる。
それともDPサイズだからガラッと減っているということなのだろうか…?


消費メモリは今後一番気になる項目となりそうです。




●イベントコマンド


イベントコマンド(全45種)の一部が明らかに。


2番目
・場所移動
・主人公の移動
・このイベントの移動
・他のイベントの移動
・イベントの引継ぎ
・表示・状態の変更
・簡単アクション
・フキダシアイコン
・心情アニメ


3番目
・画面だけを移動
・画面のフェードアウト
・画面のフェードイン
・画面の色を変更
・フラッシュ
・シェイク
・天気の変更
・アニメーション表示
・アイテムイラストの表示


4番目
・お金の増減
・アイテムの増減
・武器の増減
・防具の増減
・HP・MPの増減
・状態の変更
・全回復
・レベルアップさせる
・特技を覚える
・メンバーの入れ替え


すでに判明済みだった2番目の項目の他に、新たに19種類が明らかに。
気になったものだけ抜粋します。



表示・状態の変更
透明、点滅の他にすり抜け移動というものがあります。
場所移動後も主人公は継続されるようで、幽霊が主人公のゲームなんかに使えるかも。
アドバンスの“パーティを表示しない/する”はかなり便利だったのですが、はたして今回もあるのだろうか…?


簡単アクション
ジャンプ、回るの他に揺れるというものがあります。
震えている時に使うとかそういうのでしょうか?


心情アニメ
謎だったこの機能は対象の右上に怒りや喜びの心情を示すアニメを表示するというものでした。
こちらも場所移動後も主人公は継続されるみたい。


天気の変更
ウンマップの外観のみで、フィールドやダンジョンには適用されない模様。
うーん、これはどうなんでしょうね…
アドバンスに続いて天気があるのは正直嬉しいですが、タウンマップの外のみというのは…
ダンジョンには森があるようですが、雨が降っている森なんかが再現できないということに…
やはりアドバンスと同じくおまけ程度の機能かな?


アニメーションの表示
やっと来ましたこの機能。
PVにある放物線はおそらくこれにあたる。
そういえばツクール3でも似たようなのがあったっけ。
稲妻の再現とかもあるかな?


アイテムイラストの表示
アイテムの大きいイラストを表示させる機能かな?
剣を手に入れた!とかで表示させるとか。


レベルアップさせる
これまでは“経験値を増やす”でしたがそれが無くなりレベルを直接上げられるように。
おそらくレベルダウンは不可。


特技を覚える
アドバンスでは特技を忘れさせることもできたのですが、今回は項目が見当たりませんね。



二択分岐
メッセージウィンドウとは別に表示されるようです。
せめて三択分岐は欲しいところだがはたして…


なんだって〜
なかなかおもしろい機能ですね。
表示させる文章はあらかじめ用意されたものから選ぶ…?
それとも自由にセリフを打てる…?


あと戦闘時のエフェクトはドットが荒く若干チープな印象。




●ツクール城の宝物庫


素材が追加配信される宝物庫には、更新日と次回予告の日付が表記されています。
これなら素材を取り逃がしてしまうなんてことがなさそうで安心ですね。




●特技・モンスターエディタ


特技の2ページ目とモンスターの2ページ目が少しだけ見えます。


特技の2ページ目はエフェクトの設定。
エフェクトの種類はスクロールバーから察するに約70〜80種類。
特技は3ページ目が無いようですが、設定項目はこれだけかな?


モンスターの2ページ目は行動設定。
8つほど行動を設定できる模様。
右下がツクルで隠れていて見えないのですが、3ページ目はあるのかな?
ドロップアイテムの設定箇所がどこかにあるはずなんですが…




●発売日


PV内で「3月11日発売!!」と堂々と叫んでいます。
コンテストの期間のこともあるしこれ以上のソフトの発売延期はなしと見ていいかな?
ということでTABITEAMで発売までのカウントダウンを始めてみました。
http://tabiteam.s16.xrea.com/index.html


うーん、でもまあ一応油断は禁物ということにしておいたほうがいいか…





〜おまけ情報〜


今週ファミ通掲載の期待のゲームTOP30。
ツクールDSはひとつ順位を下げて21位でした。(597ポイント)