RPGツクールDS考察26

たくさんの新情報が開示されましたね。


まず、今週発売の週刊ファミ通に新情報掲載!
1100号記念ということでかなり分厚いです。
マリオの攻略手引書が付いているので立ち読みできなくなってました。


さらに公式サイト、ツクールBlogも更新!
ファミ通.comにも新しい記事が掲載されました。


公式サイト
http://tkool.jp/products/rpgds/index.html


ツクールBlog
http://www.famitsu.com/blog/tkool/


RPGツクールDS』通信機能を大公開
http://www.famitsu.com/game/coming/1230808_1407.html



というわけで週刊ファミ通、公式サイト、ツクールBlogの3つを見ながらひとつひとつ考察していきます。
ファミ通.comの記事は週刊ファミ通に掲載されているものと同じ。





●イベント簡単作成


週刊ファミ通に掲載されている情報です。
簡単作成とはお店や階段といったよく使うイベントが簡単に作れる機能のこと。
簡単作成で作れるイベントは全部で9つ。
RPGツクールDS考察2参照


今回はその中のひとつ、お店の作り方が詳しく紹介されています。
イベントを作成するときには最初に「EV作成」「簡単作成」「初期位置」の3つが選択可能。
「EV作成」は通常のイベント作成、「簡単作成」はイベント簡単作成、「初期位置」はゲームスタート時の初期位置設定。
アドバンスであったイベントエッグは今回は無さそうな感じ…
メモリ消費量も少ないし単なるオブジェクト配置に重宝していたのでちょっと残念。



さて、簡単作成によるお店の作成は、場所を選択→陳列する商品の選択→店主の顔グラフィックやセリフなどを選択する、で簡単にお店が作成できます。
お店に陳列できるアイテムの数は8つまで。
ここはアドバンスと一緒ですね。
ただし、陳列する商品は別途作成しておく必要があるようだ。
画像を見た感じ商品選択画面からデータベースに飛ぶことは出来なさそう…
あれ?やっぱりアドバンスのように冒険しながら作っていくことは出来ないのでしょうか…?



アドバンスの簡単作成だと自動的にお店専用のセリフが入っていましたが、今回は自分で打てるようです。
文章の表示は19文字×3行(顔なしの時)
これに顔が付く場合、19文字のところが14文字or15文字になる。
お店だけじゃなく通常のメッセージでもこの文字数は同じですね。


発生条件はお店専用のものがあらかじめ設定されているとのこと。
ここでいう発生条件というのは、おそらくイベントの開始条件のことだと思われます。
この発生条件はあとで手を加えてより複雑な条件を付け足すことも可能のようだ。
つまり最初は開始条件が「調べる」に設定されているけど変更もできるよ!…ということですね。


顔とセリフは表示位置が選べるみたいです。
表示位置は上、中、下の3種類。
普通は上か下だろうけど、中…つまり画面の真ん中に表示というのもあるようです。



お店での購入時の画面。
上画面に主人公たちのバストアップと情報(戦闘時の上画面と同じ)
下画面に商品が並んでいます。
商品は名前と金額のみしか表示されておらず、例えば薬草だとどのくらいHP回復できるのか…等という情報が表示されていない。
その代わり、アイテムの説明文(アイテムエディターで書いた説明文)が表示されるようになっている。
ですので、ここにHPをどのくらい回復できるのかなどの情報を書く必要がありそうです。
武器なんかもおそらく一緒…だけど気になる点が一つ。
アドバンスであった選んでいる武器によって各キャラクターの攻撃力が上がるのか、下がるのかなどの矢印での情報表示はされるのか?
ゲームプレイする側からするとあれは結構だと思うので欲しいところ…





●通信機能


Wi-Fiでの通信はやはりフレンドコードの交換が必須とのこと。
通信画面にあるのはWi-Fi」「DS」「DS(ソフトなし)」の3種類。
Wi-FiWi-Fiを使ってデータのやり取り、
「DS」はソフトを持っている者同士のワイヤレス通信、
「DS(ソフトなし)」はソフトを持っていない人にデータを送るワイヤレス通信(要するにダウンロードプレイ)
DPがWi-Fiにも対応しているのかどうかは書かれていません…


さらに、ゲームデータだけでなく、作ったデータを個別に送受信することも可能。
作った単品データ(主人公やアイテム、モンスターなどのデータ)は「カードデータ」と呼ばれているようで、エディタのデザインはトレーディングカードをイメージしているとのこと。
左が表で右が裏…なるほど、確かにカードのデザインに見える。
送受信に対応しているデータは、主人公、職業、特技、アイテム、武器、防具、モンスターの7つ。ユニットとマップは残念ながらカードデータとして送ることは出来ないみたいです。
(マップはデータ容量が大きすぎるため…?)


あとカードデータは単品(ひとつずつ)でしか送れないのかな?
まあツクールBlogに「1個ずつ」と書いてあるので確定なんでしょうけど…
モンスターを50体作ってそれを全部送りたい場合、50回送信を繰り返さないといけない…なんて面倒なことになってそうですけど、大丈夫なんでしょうか?
一度の送信にどれくらい時間がかかるのかは分かりませんが、まとめて送れる機能も付けた方が手間がかからず良いと思われます。
まあ自分は個別データの送受信をする予定は今のところ無いですが…



>川: 単品で渡せるってことは、共同制作も可能になるんですよ。
>と: おお!? それってこれまでの「ツクール」にはない形じゃないですかっ!


このようなやり取りがツクールBlogでありますけど、ツクールGB、GB2は通信ケーブルを使えばデータごとに送受信が可能でした…というより個別でしか送受信できませんでした。
(今回のように単品ではなく、アイテムなら作ったアイテム全部…といったような感じで)
この仕様のため共同制作が可能だったわけですが、ま、まさか忘れてたなんてことは…ないですよね…?



そして、ツクールBlogに掲載されている通信画像に非常に重要な情報が書かれています。


空き:
主 5
職 15
ア 49
武 48
防 48
特 99
モ 97


おそらくこれは各データの作成上限数だと思われます。
8人までと確定している主人公以外を数字から判断してみると…


職業…16個まで作成可能
アイテム、武器、防具…各50個まで作成可能
特技、モンスター…各99個まで作成可能


となります。
やはり職業は16個までだった模様。(※RPGツクールDS考察14参照)
アドバンスもアイテム(武器・防具含む)、特技、モンスター共に各99個まででしたから、それほど変わってないことになります。
個人的にこれくらいあれば十分なのですが(アドバンスでも全て使い切らなかったため)データをたくさん作りたいという方も多いと思いますし、これはちょっと残念なお知らせかもしれません。



…と、忘れてはいけない情報がひとつ。
ファミ通に新しい戦闘画面が載っています。
戦闘開始時に最初に選択できる項目は「たたかう」「にげる」の2つのみ。
GB、GB2では「オート」がありましたが、今回は職業の特殊能力に「自動戦闘」があるためか無くなってます。
この画像はファミ通.comには載っていないのでサキュバスのグラフィックが見たい方は買いましょう。
(マリオの付録のせいで立ち読みできないかも)





Wi-Fiサービス「ツクールキャッスル」


Wi-FiコネクションにつないだツクールDSからのみ見られるオリジナルコンテンツ。
王様がクリエイター講座の師匠です。
http://tkool.jp/fancontents/lecture/comic/


今作のナビゲーション役はこのマンガの方たちのようですね。
ということはやっぱりマンガでツクールDSのことが描かれる可能性は高い…かな?
しかしツールファイブの息は短かった…(5とアドバンスのみ)



さて、様々なダウンロードサービスを利用できるツクールキャッスルですが、「宝物庫」という追加素材をダウンロードできるコンテンツもあるようです。
エッチな格好をしたコピルたんが目印です。(!)



Wi-Fiにて追加素材のダウンロード…
まさかこれが実現するとは思ってもみませんでした。
追加を予定している素材は、キャラクターや顔、モンスターのグラフィック、アイテムアイコン…などなど。
さらに、期間限定で素材を配信することも予定されているようです。
ブログで何度もやっていたアレですね。(ツクールVXの)
11月5日付のツクールBlogで出てきた伏字


>川: まぁ、○○を○○できるので、フォローの余地はあると思うんですよ。
>と: そういうことができるの? であれば私に任せてください!


これは「素材」「配信」で間違いないとみていいでしょう。
ということは…


>川: でも○○という機能がありますよ。
>と: それ以上のこともしたいと思う。


こちらは「ちびツクDS」かな?



なお、ダウンロードできる素材のサンプル画面(?)には、影(ツクアド版)、ペンギン、ニワトリなどの動物なんかが載っています。
そうです、素材は追加できるんです!何も心配は要らないんです!
動物のグラフィックが無い!
モンスターなどの顔グラフィックが無い!
などと散々嘆いていた人は今頃涙目でしょうね!(笑)


ただ、この追加した素材というのがソフトのどこに保存されるのか?が気になります。
通信画面にある「画像ホルダー」なるものに保存されていくものだとは思いますが…
後述するイラストコンテストのことを考えると、あらかじめソフトに収録されていた素材を解禁していく…という形ではないでしょう。
おそらくセーブ領域(※RPGツクールDS考察23参照)に保存されるのだと思いますが、素材を追加することでどのくらいメモリが減るのか…?
アーツ川島さんはツクールBlogでドット絵は結構な容量になると言っていましたが…
期間限定の素材もあるみたいなんでそのあたりは気になるところですね。


あとはツクール4のように毎度ロード…なんていう悪夢だけは避けて欲しい。



公式サイトによるとツクールキャッスルには宝物庫(追加素材DL)とは別に、もうひとつの目玉サービスがあるようです。
なんだろう、まさかゲームコンテスト…?





●pixivにてイラストコンテスト開催中!


イラスト投稿サイト「pixiv」にてツクールDSのイラストコンテストが開催中!
http://www.pixiv.net/
※閲覧にはpixivへの会員登録が必要


pixivは他の人のイラストを見るためだけにだいぶ前から登録はしていたのですが、まさかイベントが開催されるとは…
ツクールDSの広告があったのはこれのためだったということか…


募集しているのは顔グラフィック、キャラクターグラフィック、モンスターグラフィックの3部門。
顔グラフィックは普通のイラスト、キャラグラとモングラは専用のドット絵ツールからの作成・投稿となります。


募集期間は


第1期
募集期間:2009年12月24日〜2010年1月31日

結果発表:2009年2月上旬


第2期
募集期間:2010年2月1日〜2010年2月28日

結果発表:2009年3月上旬


第3期
募集期間:2010年3月1日〜2010年3月31日

結果発表:2009年4月上旬


第4期
募集期間:2010年4月1日〜2010年4月30日

結果発表:2009年5月上旬


と4期間に分けられています。
発売後も継続して募集するみたいですね。(再度延期しなければの話ですが)


採用作品はツクールキャッスルにて追加素材として配信されるみたいです。
そして、採用作品の中で特に優れた作品(1期あたり3部門合計10作品程度)については、優秀賞としてRPGツクールDSを1本プレゼント!
ということは追加配信されるグラフィックは40作品以上ということになりますね。
詳しい応募要項等につきましては、実際にサイトをご覧下さい。



自分も専用のドット絵ツールを少しいじってみましたが、なかなかおもしろいですね。
ドット絵なんていじるの何年ぶりかなぁ…
ペイントでコツコツやっていた頃が懐かしい…


絵心が無いのでとりあえず顔グラフィック(イラスト)はパス、
モンスターグラフィックは時間が無いし気が向いたら…
ということで一番手軽なキャラクターグラフィックを中心に自分も何個か投稿してみようと思います。
エントリーはタグを付けるだけなので、簡単にできそうです。
もうすでにいくつも作品が投稿されていますね。
ツクールDSにどんなグラフィックが収録されているのかが分からないので、いかんせん何を描けばいいのか分かりづらいですが、とりあえず需要がありそうなのを中心に作っていって見ようと思います。





…というわけでめちゃくちゃ長くなりましたが、今回の考察はここまでです。
最後まで読んでくださった方、お疲れさまでした。
新情報が多すぎるので見逃してるものもあるかも…
見つけたら後日また書いていきます。