ようやくファミ通をゲットできました。
遅くなりましたが公式サイトとファミ通を中心に考察していきたいと思います。
RPGツクールDS+公式サイト
http://tkool.jp/products/rpgdsplus/
『RPGツクールDS+(プラス)』手軽にどこでもRPGが作れる
http://www.famitsu.com/news/201109/28051015.html
RPGツクールシリーズの最新作,NDS「RPGツクールDS+」と
PC「RPGツクールVX ACE」が12月15日に発売決定
http://www.4gamer.net/games/141/G014161/20110929089/
※ツクールBlog、ツクール城は今のところ動きはなし
●基本情報
○RPGツクールDS+
○対応機種:ニンテンドーDS
○発売日:2011年12月15日予定
○価格:5,040円(税込)
○ジャンル:コンストラクション
○プレイ人数:1人
○セーブデータ数:4
○通信機能:ニンテンドーWi-Fiコネクション、DSワイヤレスプレイ
○発売元:(株)角川ゲームス
○開発元:(株)エンターブレイン
ソフト名はRPGツクールDS+(プラス)
正式名称はRPGツクールDS+Create The New World(クリエイト ザ・ニューワールド)
価格は前作より少しだけ安くなって5,040円。
発売日は意外に早く2ヶ月後の12月15日予定。
単純な改良版、VX Aceと同時発売というところからみて今回ばかりは延期しなさそうな予感もしますが、12月は有名ゲームの激戦区ということもありますので油断は禁物です。
発売元がエンターブレインから角川ゲームスに代わってますが、前作も販売元は角川ゲームスでしたのでこのあたりの変化は特に気にする必要はないかと思います。
特筆すべきは作成できるゲームの数が2本→4本に増えたことでしょうか。
アダプタを持っていない方もこれで制作、プレイともに余裕ができますね。
また、通信機能の欄にダウンロードプレイが無いので、今作はDPモードは無しと予想されます。
>※『RPGツクールDS』で作成したゲームデータを使うことはできません。
残念ながら前作との互換性も無いようです。
素材の種類等から考えても前作とは完全な別物と割り切った方が良さそうですね。
●現代・戦国・SF風のゲームが制作可能に
今作最大の特徴として、現代・戦国・SF風のゲームが作れるようになりました。
それぞれに対応した顔グラフィックやモンスターグラフィック、マップなどが用意されています。
※おそらく戦国風モンスターグラフィックはVXの素材集「和」の使いまわし
http://tkool.jp/products/material/sample.html
なお、前作にあったファンタジー風素材全般は、
・マップ選択画面にファンタジーが見当たらないこと
・公式サイトの“前作風のファンタジーキャラクターも、この機能を使えば作成できます ”の一文
・ファミ通でとけ子さんが言っている「グラフィック一新」という言葉
・前作と互換性が無いこと
これらから考えて今作では残念ながら削除された可能性が高いです。
●顔グラフィックに表情追加
顔グラフィックに新しく表情が追加されるようになりました。
表情は“ふつう”“怒り”“悲しみ”“驚き”の4種類。
同じポーズの男子学生、女子学生の異なるイラストがありますので、カラーもおそらく選択可。
さらに現代、戦国、SFと3つのタイプが用意されていることを考えると…
4×4×3=48パターン
ひとつのキャラ(ポーズ)のグラフィックに対し48パターンの顔グラが用意されている…?
例えカラー選択が2種類に減っていたとしても24パターン。
相当な数になりますが、一体何種類の顔グラが収録されているのか気になります。
というか動物とかの公式顔グラをそろそろ収録して欲しいんだけど…
●一枚絵表示が可能に
新しく一枚絵の表示が可能になりました。
GB2やアドバンスでもあった画面全体に一枚のイラストを表示する機能ですね。
表示後の処理はあまり期待できないかな…(“メッセージ表示のみ”とか制限がある可能性も)
なお、一枚絵はDSi(3DS)のカメラ機能で撮影した写真も使えるようです。
1本のゲームに対して顔グラ用、一枚絵用それぞれ6枚ずつまで保存可能。
一枚絵となると相当な容量を消費してしまいそうですが、はたして…
●デカ文字・心情アニメ・頭上アイコン
イベントコマンドの演出命令もパワーアップ。
デカ文字はマンガの台詞のような下地が付けられるように。
心情アニメは“驚き”などが追加。
そして新しく、頭上にアイテムアイコンを表示できるようになりました。
頭上アイテムアイコン表示はアイテムイラストの代わりだと思われます。
●3択分岐
前作は2択分岐まででしたが、3択分岐が作れるようになりました。
選択分岐はあらゆる場面で使う機能ですので、これは嬉しいですね。
●スイッチの数が500個に増量
スイッチの数が200個から500個に増えました。
また、各スイッチには名前を付けることも可能。システムを組む人にとっては管理しやすくなりますね。
さらに“指定範囲のスイッチを一括で操作できる”ようにもなりました。
これは例えば、ひとつの命令で1〜10まで一気にオンにしたりできる…ということでいいのかな。
(これまではひとつの命令でひとつのスイッチしか操作できなかった)
●フィールドマップを3つのサイズから選択可能
何回かここでも書いたような気がするフィールドのサイズ選択。
どうやらしっかり実現してくれたようです。
“32×32”“64×64”“128×128”の3サイズから選択可能。
フィールドがいくつ作れるのかは現時点では不明。
マップチップには東京タワーや名古屋城らしきものも見受けられます。
作り方は前作と同じ。
●特殊マップ
ベースと建物の組み合わせでは作れなかった特殊なマップが新登場。
何種類用意されているのかは分かりませんが、神社や宇宙船の内部などがあるみたいです。
●モンスターに状態変化無効設定が可能に
前作になぜ無かったのか不思議でしたがようやく追加されました。
異常状態(毒、混乱、沈黙、眠り、即死)の有効/無効の他、効かない特技を6種類まで設定可能。
6種類は少ないような気がしないでもないですが、あるだけマシといったところでしょうか…
●その他
・新しくエンディングの後にメッセージを表示できるように
・画面スクロールの移動速度、移動後の処理がメッセージ以外も可能に
・ランダムエンカウントの有無設定がイベントコマンドで制御可能に
・ユニットだけでなくモンスター単体を直接出現できるように
フェードアウトやウェイト付きの効果音の仕様などその他の修正点も気になります。
●別マップ間でのコピー&ペーストが可能に
これは嬉しいですね。
わざわざ作りなおす手間が省けるので非常にありがたいです。
オリジナルシステムを組む際なんかはなおさらでしょうか。
●データベース
前作と同じ全11項目を設定可能。
ざっと見た感じ前作からの変化はあまり見受けられないようです。
・モンスターとユニットの説明文削除
・アイテムイラストの削除
・作品タイトル・サブタイトルのおまかせ機能削除
・主人公の二つ名におまかせ機能追加
こんなところかな?
●イベントに番号追加
ひとつのページにいくつイベント命令を置けるのかは不明ですが(前作と同じ50個まで?)
今作では何個イベント命令を置いたか分かるように番号を割り振られるようになりました。
個人的に何個置いたか分かりにくいのがすごく不便だったのでこれは助かります。
●容量増加!?
128×128サイズのフィールドマップを作っても12万以上容量が残っていたり、公式サイトにある画像から判断するに、容量が増えていることは確実かと思われます。
ファミ通でもとけ子さんがきっちり“容量アップ!”と言っていますし。
どの程度増えているのかが気になりますね。
●ツクール城+(プラス)
Wi-Fiコンテンツのツクール城も+になるようです。
“宝物庫”ではこれまでのように期間限定で追加素材の配布。
(今回は公募素材が無いため、公式からの素材のみ…?)
“貯蔵庫”では前作イラストコンテストの受賞作品全てがDL可能とのことです。
(“優秀賞作品すべて”か“優秀賞作品と採用作品すべて”かは不明)
今現在のツクール城は閉鎖となるのでしょうか。
第2回コンテスト受賞作品配布期間が10月31日までなので、近日中になんらかの動きがあるかな?
●コンテスト開催決定!
公式サイトにコンテスト情報があるので+を使ったコンテストが開催されることがほぼ確定。
今後の情報に期待です。
●他作品とのコラボレーション企画
他の著名作品のキャラのグラフィック等をDLできる企画が予定されているようです。
そのうちの1作品がメタルマックス3。
これらを使った作品もコンテストに応募可能となるのかな?
角川ゲームス以外の作品とのコラボも実現したりするのか気になるところです。
…今のところはこんな感じでしょうか。
前作との互換性なしやファンタジー素材削除は残念ですが、またコンテストを開いてくれたり新作というだけでワクワクしてしまいます。
もちろん前作であんな気分を味わってしまったので過大な期待は禁物ですが…(笑)
とりあえずは続報に期待しましょう。